DNA鑑定の精度の低さ。本当に死刑決めていいの?

DNA鑑定で有罪となった人たちは、
果たして本当に今のままで良いのでしょうか?

アメリカでは死刑を言い渡された死刑囚が収監されている
死刑囚官房のことを英語で”Death Row” と言います。

直訳すると「死の列」です。

何とも言えない気味の悪い響きです。
まるで地獄への入口みたいな名前です。

僕はDNA型判定によって、
死刑と判決された事件について、
非常に大きな疑問を持っています。

それは何故かというと、
冤罪が多いからです。

日本での事例を挙げるならば、
静岡で一家4人が殺害された袴田事件。

当時30歳の袴田さんに死刑が言い渡されました。

服役中も袴田さんはずっと無実を訴え続け、
家族におくった手紙は5000通を超えています。

48年経った今、DNA鑑定により
当時の捜査官が証拠品をねつ造したことが分かり、
やっと釈放されました。

長い間服役してた影響で精神病にもかかってしまいました。

『早く犯人を捕まえないと周りから言われてしまう』
という世間体ばかりを気にして、
自分たちの正義ばかりを貫いていた昔の警察官・刑事・裁判官には吐き気がします。
こういった捏造された事件が、今になって少しずつ暴かれています。

ただ、本人たちとその家族はどうなりますか?

仮に10億円の慰謝料を貰ったとしても、
48年という時間は2度と戻ってきません。

 

この事件は、
DNA鑑定が有効に活用されたケースです。

DNA鑑定のおかげで、
当時の捜査機関の捏造を暴くことができました。

しかし、それは「今」だから出来ることなんです。

あなたはDNA鑑定の確率をご存じでしょうか?

初めに導入されたものは1996年頃で、
その確率は1千分の1です。

DNA鑑定ではなく「DNA型判定」と呼ばれるくらい、
精度の低さが露になっている数値です。

動物占いや占星術でさえ、
1万人以上の統計学に基づいているというのに、
人の命を左右する鑑定が1千分の1です。

有り得ません。

そこから技術はどんどん進化していき、
・2003年頃 = 1100万分の1
・2006年頃 = 4兆7千億分の1
となっていきました。

現在、世界の人口は70億人超ですが、
世界人口を超える確率ですので、
現代のDNA鑑定はかなり精度の高いものというのが分かります。

これをもって、僕が伝えたいのは、
2006年以前にDNA鑑定によって死刑判決が下った事件は、
全て再鑑定をするべき、だということです。

現在、アメリカでは3000人がDeath Rowにいます。

その内の300人が、
死刑囚を救う団体「イノセンスプロジェクト」の助けもあり、
DNA鑑定の結果、無罪と証明されました。

300人ですよ?

いくら冤罪だと分かって釈放されたからといって、
今まで収監されていた時間は戻ってきません。

無罪が証明されるまで、
平均的に10~20年を官房の中で過ごしています。

30歳に収監されていたら、出所するのが50歳です。

その間、仕事からは解雇され、
友達も失い、最悪の場合、家族からも見放されます。

命以外、本当に全てを失っている状態です。

いや、死刑宣告されているので、
命でさえ失われている状態です。

人生で最も大切なのは、お金でも贅沢品でもなく、
「時間」です。

この世界で「絶対」というものがあれば、
それは時間であり、
時間だけは取り戻すことはできません。

だから、人は「後悔」をするのです。
時間を操ることができれば、
後悔なんかする必要ありません。

30年を失う対価として、
10億円を貰えたとしたら、あなたはどうしますか?

おそらく多くの方が、「NO」と答えるでしょう。
(補足ですが、袴田さんは48年という時間を奪われ、
手にする賠償額はたったの2億円程度です)

それは、
無意識的にも時間の大切さが分かっているからです。

なのに、人は時間を無駄に使います。
永遠に続くという錯覚を起こしているからです。

あなたがもし30年という時間を失っていたら、
きっとその後に、やりたい事は山ほど出てきます。

「あの国に行きたい」
「スカイダイビングをしたい」
「○○を食べたい」
「○○を見てみたい」
etc..

時間の大切さが身に染みて分かっているので、
毎日毎日を全力で生きるでしょう。

全力でなくても、せめてやりたいことに向けて
何かしらの行動を起こします。

中には、
「何もしなくていい。ただただ家族と一緒に過ごしたい」
と思う人もいるでしょう。

そういった些細な事でも、
時間は絶対に必要なんです。

他人事ではないんです。

今のDNA鑑定では有り得ませんが、
昔のDNA鑑定の確率だったら、
あなたも冤罪になる可能性はありました。

千人に一人ですから。

 

不思議なのは、
捏造をしてきた捜査機関の関係者が収監されないことです。

物品を奪ったら、強盗罪・窃盗罪で
有罪となり、刑務所行きです。

でも、物品より何より価値のある時間を奪っておいて、
何も無いというのはおかしい話です。

僕は絶対に許すことはできません。

今ではテレビで犯罪が報道されると、
「本当にこの人はやったのだろうか?」
という視点で見るようになりました。

一つの媒体が発表していることが全てではありません。

現代の人たちは、
何か疑問に思ったら、インターネットですぐに検索し、
大して情報収集をせず、一番目に出てきたサイトだけを見て、
「あ、これが正解なんだ」と思う傾向があります。

でも、それでは危険なんですね。

ニュースだってたった一つの媒体です。

全てを鵜呑みにせず、
「本当にこれが正しいの?」と疑問を持つことが大切です。

 

本日話したことを一言でまとめるのならば、
「疑問を常に抱き、時間を大切にして生きよう」

これに尽きます。

 

P.S.
僕は別に死刑制度に反対しているわけではなく、
人の命を預かっているのだから、
バイアスがかかってない人たちも用意し、
出来る限りの操作・判断をするべきだと思っているだけです。

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ABOUTこの記事をかいた人

ジン

TOEIC975点 元外資系企業マネージャー
日本より海外生活の方が長い、アメリカNY育ち
Japonican(ジャポニカン) = Japan + American

カルチャーギャップに驚き、ホームシックにかかりながらも、日本の文化が面白かったので、新しい生活にトライ。

1 個のコメント

  • ただ、警察も全く前の無い人に因縁を吹っ掛けることは無いと聞くし、袴田さんも第一印象では悪そうに見える、おねいさんもね 冤罪の判決で解放された人が、またすぐに幼女を暴行殺外した例もあってそれまで救済活動をしてきた人たちはどんな思いになったんだろう、怪しきは殺しておいた方が無難な感じも捨てきれない、特にアメリカおよび白人の多くの人は黒人に対してそんな感じじゃないかなあ、人の命もその場その場で信じられないほど差があるから,あとは運かな。

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